私は35歳の主婦です。3年前に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断され、今は妊活中です。PCOSと付き合いながら妊娠に向けて頑張っている私の体験談をお話しします。
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PCOSと診断され、ライフスタイルの改善に取り組む
私はこの3年ほど、月経不順に悩まされていました。生理が来るのが不規則で、時には3ヶ月以上来ないこともありました。また、顔にニキビができやすくて悩んでいました。そんな中、私は子供が欲しいと思うようになり、専門の産婦人科を受診しました。
そこで医師から「多嚢胞性卵巣症候群」と診断されました。PCOSは生活習慣の乱れや遺伝的な要因が原因で、排卵が不順になる病気だそうです。医師からは、まずはライフスタイルの改善が重要だと指導されました。
食事面では、糖質制限に取り組みました。白米、パン、菓子などの高GI食品を控え、野菜、海藻、豆類、雑穀などの低GI食品を意識的に摂るよう心がけました。運動も週3回30分以上続けるよう心がけました。
この食事と運動の改善に半年以上取り組んだ結果、徐々に体重が減り、月経も少しずつ規則正しくなってきたのを実感できました。
排卵誘発治療で妊娠を目指す
ライフスタイルの改善で一定の効果が得られたものの、なお排卵には至らず、次のステップとして排卵誘発治療を始めることになりました。
まずは基礎体温の測定から始め、排卵のタイミングを把握しました。その上で、医師からクロミフェンシトラートの投与を提案されました。クロミフェンは卵巣に働きかけて排卵を促す薬です。
クロミフェンを飲み始めて2〜3周期目には、確実に排卵がみられるようになりました。ただ、クロミフェンには副作用もあり、次はレトロゾールの投与に切り替えることになりました。
レトロゾールはクロミフェンよりも副作用が少なく、私の場合も排卵は促されました。しかし、なお妊娠には至らず、さらに治療法を変更することになりました。
体外受精への道のりと最後の挑戦
レトロゾールでも妊娠に至らなかったため、注射によるFSH排卵誘発治療に切り替えました。頻繁な通院と厳密な管理が必要でしたが、確実に排卵は誘発されるようになりました。
それでも妊娠には至らず、結局、体外受精という選択肢にたどり着きました。体外受精は高額な治療費がかかり、体への負担も大きいため、最後の手段でした。
私の場合、2回の体外受精を行いましたが、残念ながら妊娠には至りませんでした。PCOSと妊活の道のりは決して平坦ではありませんでしたが、あきらめずに前に進んでこられたのは、医療サポートと家族の支えがあったからだと思います。
PCOSと向き合いながらの妊活におけるアドバイス
PCOSの方が妊活を続けていく上で心がけたことを紹介します。
まず何より大切なのは、自分の体調管理です。適切な食事と運動を心がけ、ストレスも溜めすぎないよう気をつけることが重要です。また、専門医の指導を受けながら、最適な治療法を見つけていくことも不可欠です。
そして何よりも、あきらめずに前に進み続けることが大切だと思います。妊活は時に挫折感に見舞われることもありますが、一歩ずつ前に進んでいけば必ず道は開けるはずです。家族の理解と支えがあれば、きっと乗り越えられるはずです。
PCOSと向き合いながらの妊活は大変な道のりですが、あきらめずに前に進めば、必ず夢は叶うはずです。私の体験が、同じような悩みを持つ方の励みになれば幸いです。
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