切迫早産の診断に驚き
妊娠28週目、定期健診で医師から予期せぬ診断を受けました。それは「切迫早産」という、出産が早まるリスクを示す症状でした。
妊婦健診では特に問題なく経過していたので、まさかの診断に驚きました。子宮口の開きが見られ、安静が必要だと即座に入院を勧められたのです。
当時は、順調に経過していた妊娠生活に自信を持っていただけに、この状況に正直動揺しました。赤ちゃんの健康が何より心配で、不安な気持ちでいっぱいでした。
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切迫早産で過ごす入院生活
医師の指示に従い、すぐに入院することになりました。
ただ、長期の安静を余儀なくされ、この狭い空間に閉じこもることになるのは正直つらかったです。外出もままならず、退屈な日々が続きました。家事や仕事、趣味など、今まで当たり前にできていたことができなくなり、ストレスがたまっていきました。
必要不可欠な検査と処置
入院中は24時間体制で監視されており、定期的に各種検査を受けなければなりませんでした。血圧や体温、胎児の心拍数などをこまめにチェックされ、子宮口の開きの程度も確認されていました。
また、切迫早産の予防には、ステロイド剤の投与が必要不可欠だと医師に説明されました。これは、早産リスクを下げるために、肺の成熟を促す薬剤なのだそうです。
自分の体に注射されることに抵抗がありましたが、赤ちゃんの健康のためなら仕方ないと思いました。注射の際は看護師さんに丁寧に対応してもらえたので、それほど痛くはありませんでした。
ストレスとの戦い
入院生活が長期化するにつれ、精神的なストレスも高まっていきました。退屈な日々に飽き、同じ部屋に閉じこもることで気分転換もできず、イライラする日が増えていったのです。
夫や両親、友人に頻繁に会えないことも寂しかったです。面会時間も制限されていたため、自由に過ごせる時間がなく、ますます憂鬱な気分になりました。
そんな中、医療スタッフの方々にはとても感謝しています。話し相手になってくれたり、趣味の提案をしてくれたりと、細かな気遣いをしてくださいました。ただ、やはり家族の存在がなにより心強かったですね。
必死の予防策が功を奏す
入院生活が1ヶ月以上も続く中、子宮口の開きは徐々に改善傾向を見せ始めました。赤ちゃんの肺機能も着実に成熟していくのが確認できたのです。
医療スタッフの先生方からは「よく頑張っている」と、しばしば言葉をかけていただきました。私もこれまでの努力が報われたような気がして、前を向いて頑張ろうと思えるようになりました。
37週目に無事に出産できたときは、本当に感動しました。切迫早産の危機を乗り越えられたのは、医療サポートと自分なりの工夫のおかげだと思います。
切迫早産との戦いから得たもの
切迫早産という予期せぬ出来事に見舞われ、入院生活を強いられたことで、私は以前とは違う視点を持つようになりました。
何より、赤ちゃんの健康を守ることの大切さを、まっすぐに感じられるようになったのです。これまで当たり前だと思っていたことが、ある意味で奇跡のように思えるようになりました。
また、医療スタッフや家族の支えがなければ乗り越えられなかったことも、よく分かりました。一人で抱え込まずに、周りの協力を求めることの重要性も学べたと思います。
このような経験を経て、私はより成長できたと感じています。妊婦さんの中にも、同じような状況に置かれる方もいるかもしれません。私の体験が、そういった方々の支えになれば幸いです。
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