不妊治療の道のり
私たち夫婦は、結婚して5年が経ちますが、妊娠に恵まれませんでした。最初は自然妊娠を目指し、排卵日管理やタイミング法などから始めましたが、なかなか成果が上がりません。そのため、次の段階として不妊治療を検討することにしました。いくつかの病院を比較した結果、体外受精を専門とする大学病院を選択しました。
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体外受精の治療開始
体外受精の治療を始めるにあたり、まずは詳しい検査を受けました。夫の精液検査、私の子宮卵管造影検査、ホルモン検査など、赤ちゃんを授かるための基礎的な情報を収集しました。その結果、私に卵管の問題があることが判明したため、体外受精が必要だと医師に説明されました。
卵子採取と胚移植
治療の第一段階は、私の卵子を採取することでした。排卵誘発剤の投与を受け、卵子が十分に成熟したタイミングで採取手術を行いました。痛みはありましたが、医療スタッフの細やかな配慮のおかげで乗り越えることができました。採取された卵子は、夫の精子と受精させ、良好な胚を選別して、私の子宮に移植しました。
待望の妊娠報告
移植後2週間ほどして、念願の陽性反応が出ました。喜びと同時に不安もありましたが、医師からは順調な経過だと説明されました。しかし、妊娠初期は常に緊張状態が続き、思わぬ出血に見舞われたりと、ヒヤヒヤする日々でした。
妊娠初期の合併症
妊娠10週頃になると、子宮内膜炎を発症してしまいました。大量の出血と激しい腹痛に見舞われ、緊急入院を余儀なくされました。絶対安静と抗菌薬の点滴治療で何とか症状は収まりましたが、赤ちゃんの健康が心配でした。医師からは、リスクを理解した上で慎重に経過観察すると言われ、本当に不安な日々でした。
切迫早産との戦い
妊娠20週を過ぎると、また切迫早産の徴候が現れてきました。子宮の収縮を抑える薬の投与と、徹底した安静が必要とのことでした。毎日のようにベッド上安静を続け、医療スタッフにも丁寧に世話をしてもらいながら、赤ちゃんの成長を願い続けました。
奇跡の出産
ついに妊娠34週で、無事に帝王切開で赤ちゃんを出産することができました。当初は低出生体重だったものの、NICU入院中は順調に発育し、2か月後に退院することができました。医療スタッフの尽力と、私たち夫婦の懸命な努力の結果だと思います。
不安と喜びの入院生活
術後の入院生活は大変でした。傷の痛みに耐えながら、赤ちゃんの世話にも追われ、休息を取ることすらできませんでした。しかし、やっと授かった我が子を抱くことができた喜びは、全ての苦労を吹き飛ばすものでした。医療スタッフにも家族にも助けられ、徐々に体力も回復していきました。
退院後の課題
退院後は、赤ちゃんの成長とともに私の体調も徐々に良くなりました。ただ、帝王切開の傷跡が気になり、運動制限も続きました。また、不眠や抑うつ気味になることもありました。退院後のケアや支援制度を活用しながら、少しずつ立ち直っていきました。
体外受精の経験を通して
体外受精の治療は、本当に大変な道のりでした。身体的にも精神的にも多くの苦労を伴いましたが、それ以上に赤ちゃんを手に入れられた喜びは計り知れません。医療スタッフの丁寧な説明や、家族の支えがなければ乗り越えられなかったと思います。今後、同じような経験をする人のために、私の体験を少しでも役立てられればと考えています。
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