「里帰り出産VS立会い出産」夫婦で選んだ理想の出産方式
出産方式を決める夫婦の悩み
私たち夫婦は妊娠7ヶ月頃から、出産方式について本格的に検討するようになった。一般的には、里帰り出産と立会い出産の2つが最も一般的な選択肢だ。
私の実家は地方の田舎にあり、里帰り出産をすれば、お産に詳しい母親の手厚い世話が受けられる。しかし東京在住の私たちにとって、出産に向けて実家に長期間帰るのは仕事上の面でかなり負担が大きい。一方で、立会い出産なら仕事を持続できる反面、出産経験が乏しい私たちだけで大丈夫なのか不安もあった。
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里帰り出産を選んだ理由
夫婦で何度も話し合った結果、結局は里帰り出産を選ぶことにした。私の母は3人の子供を出産した経験が豊富で、「里帰りすれば、安心して産めるから」と強くすすめてくれた。
妻の立場から見ると、初めての出産に夫婦2人だけで臨むのは心配が多すぎた。トラブルに見舞われたらどうしよう。赤ちゃんの世話が下手で泣き止まなかったらどうしよう。そんな不安が拭えなかった。それに比べ、里帰りすれば、いざという時に頼れる母親がいるし、子育ても手伝ってくれる。
また、出産に伴う入院費や医療費は、地方の病院のほうが東京より確実に安くなる点もメリットだった。中には里帰りするだけで住宅手当が支給される会社もあり、金銭面でのサポートもあった。
一方、夫の立場からも、妻の出産中はきちんとサポートできそうにない。仕事を持ちながら、妻の世話を行ったり、赤ちゃんの面倒を見たりするのは、私一人では限界があると実感していた。
立会い出産を選んだ理由
そんな中、最終的に里帰り出産を選んだのは、やはり私にも親孝行の情があったからだ。母は、私の出産に立ち会いたいと切に願っていた。孫が生まれる瞬間に立ち会えることは、祖母冥利に尽きる喜びだったようだ。
一方、夫の実家は遠方にあり、立ち会うのは難しかった。そのため、里帰りをする里帰りをしないに関わらず、立会い出産は無理だと考えていた。
ただし、出産当日は夫にも立ち会ってもらうことにした。父親が子供の出産に立ち会うのは当たり前のことで、それが夫婦の絆を一層深めてくれると信じていたからだ。
出産当日の経緯
そして、里帰りをして、無事に出産の日を迎えた。当初の予定日を4日遅れたある日の早朝、陣痛が来て病院に駆け込んだ。間引き陣痛が1時間おきに来るうち、徐々に間隔が詰まっていった。
その間、母は冷たいタオルで汗を拭ってくれたり、スープを作って食べさせてくれたりと、気を利かせて世話を焼いてくれた。ありったけの力を出し切った末の分娩室に、なんと夫の姿があった。「頑張れ!」と励ましの言葉をかけてくれた夫に、この場にいてくれて本当に良かったと感謝した。
そして無事、赤ちゃんが産まれた瞬間。母と夫に見守られながら、初めての子供を抱いた時の感動は今でも忘れない。里帰りして良かったと心から実感した。母の支えがあり、夫の姿もあったからこそ、有難くもある幸せな出産体験ができたのだと確信した。
子育て支援で家族の絆が深まる
その後の1ヶ月間、母に子育ての手伝いをしてもらった。赤ちゃんのお世話はもちろん、家事全般を手伝ってくれ、ゆっくりと体を休めながら、母子alike授乳に専念できた。母の子育て支援があったからこそ、ストレスなく母乳育児に打ち込めた。
一方の夫は、出産直後に仕事へ復帰したものの、週末になるとすぐに里帰りし、母や子と3人で触れ合う時間を大切にした。そんな中で、徐々に子育てのコツを教わっていった。終業後はビデオ通話で赤ちゃんの様子を見ていたという。
このように里帰り出産を選んで本当に良かった。核家族が当たり前の昨今、親から子育ての経験を伝授される機会は限られている。しかし、母から学ぶことができ、母の愛情とスキルに触れながら育児でき、とても恵まれていたと思う。家族の絆を深める上でも、よい経験ができた。
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