妊娠中の不安と早期入院
私は第2子妊娠中に、子宮頸管無力症と診断されました。子宮頸管無力症とは、妊娠中に子宮頸管が開きやすくなる状態で、早産のリスクが高くなるという恐ろしい病気です。初めは全く症状がなかったのですが、妊娠20週頃から少しずつ子宮頸管が開きはじめ、24週にはかなり開いてしまっていました。医師から「安静が重要」と言われ、即座に入院することになりました。
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医療の進化に伴い、出産の選択肢が増えてきました。とりわけ帝王切開は、母体や胎児の状況に応じて医師が選択する分娩方法の一つです。しかし、帝王切開には物理的・心理的な影響があり、母親にとっては大きな体験となります。 今回、帝王切開を経験し[…]
厳しい安静と精神的ケア
入院してからは24時間ベッド上安静が命じられ、状態が悪化しないよう細心の注意を払う必要がありました。何も動けず、トイレにも行けず、夫に世話をしてもらうという生活が始まりました。精神的にも大変で、退屈な毎日に疲れ切ってしまっていました。看護師さんには定期的に話を聞いてもらい、リラックスできるよう努力してもらいました。
赤ちゃんの心配と切迫早産
26週になると切迫早産の状態に陥り、絶対安静が必要となりました。子宮収縮も始まり、赤ちゃんの心拍モニタリングをしながら、強い子宮収縮を抑えるための点滴治療を受けました。この時期は本当に子宮が赤ちゃんを早く産んでしまうのではないかと不安に怯えていました。
長期入院生活と合併症
入院生活は長期化し、3ヶ月以上ベッド上生活を送ることになりました。筋力が衰え、骨密度も低下していきました。また、長期ステロイド治療の影響で、高血糖や骨粗鬆症の合併症も出てきました。日々の生活に支障をきたし、退院後の生活面での不安もありました。
赤ちゃんの奇跡の成長
妊娠34週で、ついに無事に赤ちゃんを出産することができました。当初は極低出生体重で、NICU入院となりましたが、驚くべきスピードで成長を遂げ、2ヶ月後無事に退院することができました。奇跡的な成長に、医療スタッフ全員が喜びを感じていました。
退院後の大変さと不安
退院後は、筋力低下や骨粗鬆症、高血糖などの後遺症に悩まされ、日常生活に支障をきたしていました。また、早産児ということで、定期的な医療機関受診が必要で、いつ再発するかもしれないという不安もありました。地域の支援制度を活用しながら、リハビリに励み、少しずつ回復していきました。
出産後の感謝と前を向いて
この経験を通して、私は赤ちゃんの命の大切さや、医療従事者の方々の尽力に感謝の気持ちを持つようになりました。苦労もありましたが、奇跡的に健康な赤ちゃんを育てられたことに、幸せな気持ちでいっぱいです。この経験を糧に、前を向いて歩んでいきたいと思います。
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